昨日つらくてつらくて 明日はがんばれる気がする

どんな時だって1人じゃないから いつの日も君が輝いていられるように
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読書録
さいきん読んだもの。

◆街並みの美学 / 芦原義信
3歳の頃だっただろうか。
父が仕事で半年間ロンドンへ出張することになり、家族でちいさなアパートに住んでいたことがある。

西欧では家の中でも基本、靴を脱がない。
だから上がりかまちがない。
言うまでもないけれど、日本では家の中で靴を履く習慣はない。
ロンドンに居ようが、家の中では靴を脱いでくつろぎたいというのは日本人の自然な感情。
そこで当時はビニールテープで境界を作り、そこで靴を脱ぐようにしていた。
我が家に遊びに来た現地の友人は、この習慣をかなり珍しがっていたらしい。

靴を履いているかどうか。
それは、取るに足らないささいな違いのように見えて、
実は大きな潜在意識の差がある ということを、この本は教えてくれた。

そんなの、好みの違いじゃないの?と思ったら大間違いで、
建物の構造、素材、そんなものも大きくかかわっていて、
とっても科学的な理由ですらあった。

温暖多雨な気候。島国であるという、日本の運命。
それは、誇るべき独特の文化を生み出した一方、
街並みを整備するのにきわめて不向きな人種を育てあげた。
そう、日本の都市が世界の都市に比べて美しくないのは、なにも日本人がセンスを持ち合わせていないからではない。
元来、こういったことが不得手な人間なのだ。

だからこそ、奇を衒ったり、よその国の真似事をするのではなくて、
自分に合ったものは何か、考えていく必要があるのだと思う。